ここでは、昆虫だけに限らず管理人オススメのサイト、ブログ、BOOKSなどをご紹介します

 Web site & Blogs
  昆虫エクスプローラー
ネット上での昆虫に関する総合図鑑兼博物館です。
きちんと分類されてあり、ピックアップされている種類もよく見かける昆虫を中心にとても適切です。
写真満載で、野山で採集した昆虫を同定(名前や分類を調べたりすること)するのに、
ヘタな図鑑よりよほど役に立ちます。
園長 川邊 透 氏
   
  Pのカブト・クワガタ採集
東京 多摩地区にお住まいのPさん制作。
東京の近郊で、私と同じように地道に脚で稼いだ採集情報を集めて、
公開されているサイトですが、伊丹樹液倶楽部とは比較にならないくらい
内容は充実しています。
管理人の努力の賜物と思います。
脱帽。でも、同じような方がいて、心強い思いです。

   
  虫撮り散策記 
とにかく写真がいいです。
自分がヘタなのと、現場で昆虫を見つけると撮るよりも先に手を伸ばしてしまうので、
いつまでたってもいい写真が撮れません。
いつもこういう素晴らしい写真を撮りたいなあ、と思いつつ見ています。
作者は 山口県のShinさん
   
  里山のカブトムシ・Sクワガタムシ
採集記や採集マニュアルがとても読み応えがあります。
関東は北摂と少し違っているようで、初めて知ることも多かったです。
また、私はあまり飼育はしないのですが、飼育に関する情報も満載です。
ある意味このサイトを見たら、後はフィールドに行くだけ ですね。
私もこのサイトを見て、野山に行きたくなります。
東京にお住まいのヤマトさん 制作。

   
   
路面と勾配 自転車で行くマイナーロード 北摂ひっそり
作者はgonzo氏
対象の範囲がすでに北摂を大きく越えられて、タイトルも変更になりました。
昆虫関係ではありませんが、行ってみたいと思っていたり、
気になっていたりする林道・農道・脇道をことごとく先に行ってしまわれ、
しかもたくさんの写真でご紹介くださっているなかなか「くやしい」ブログです。
こちらのブログを拝見して、行くのをやめてしまった道が結構あります。
作者の興味の向け方にとても共感するところが多いです。
紹介に徹する姿勢もすがすがしくて潔く、ステキです。
   
  このきなんのき
「樹皮ハンドブック」と「葉で見わける樹木」の著者 林 雅之氏のサイト
葉っぱで樹木を鑑定する「鑑定掲示板」があり、
読んでいるだけで楽しいです。
最近、山渓から「樹木の葉」という集大成のハンディ図鑑を出されましたが、
定価4540円(税別)と、オトーサンのお小遣いではちょっと唸るお値段で、
いまだに唸ってます。
   
   魔琴’S へっぽこ採集記 ミヤマの呪縛
東京都葛飾区在住の魔琴さんのサイトです。
関東だけに限らず、それこそ日本中に足を伸ばされ、そして時には海外まで!
豊富な採集記録を残されています。

  ふうにぃのフォトウォーキング便り
神戸のふうにぃさんのブログです。カメラを携えて各地の公園などにへ赴き、
美しい昆虫の写真をUPされています。
電車やバスでの移動と言うことですが、行動範囲は広く京阪神に及んでいます。
これからも楽しみなブログです。
Books 
 
楽しい昆虫採集
奥本大三郎 岡田朝雄 著
草思社 定価2200円+税  1991年発刊
一般の人向けに、採集から標本まで、これほど懇切丁寧に書かれた書物は他にないと思います。
いろいろな雑誌や子供の本に断片的に出ている知識の、これが原典であるといってもよいでしょう。
なんとなく知っていることを、こうして整理された形できちんと読むと、
いかにいい加減な知識しか持ってなかったのだと、思い知る一冊でもあります。
昆虫採集を趣味にしようとする人は、必読。
ただし、飼育に関しては全く触れられてありません。
   
 
ぼくらの昆虫採集
(株)デコ 発行 2800円+税   2011年発刊
著者は池田清彦、養老孟司、奥本大三郎 というそのスジでは知らぬ人のない錚々たるメンバー。
明らかに前述の同じ奥本大三郎の名著「楽しい昆虫採集」の改訂版を目指していると思われます。
昆虫そのものは、時代が変わっても余り変わりませんが、時代や環境が変化してやや古さのある
「楽しい昆虫採集」の実質的続編と考えていいのではないでしょうか。
しかしもオールカラーで、内容は4章に別れています。
獲る(採集の方法)に145P / 標本(作り方)に87P
見る(観察や撮影)に52P / 巻末の資料に49P裂いてあり、
採集から標本という昆虫採集の王道を歩む後継者のために
三者の対談を含め、丁寧な記載で初心者にもわかりやすいと思います。
   
  樹液をめぐる昆虫たち
矢島 稔 著
偕成社 定価1600円+税 147Pハードカバー
素晴らしい本である。管理人お勧め度★★★★★です。
雑木林のこと、樹液のこと、樹液に集まる昆虫のこと、こんなに詳しく、まじめに解説してある本は他にはありません。樹液に興味のある方は、ぜひ一度お読みになるとよいです。
私もとても勉強になりました。しかも、子供向けに総ルビです。
著者は、「ぐんま昆虫の森」の園長でもあり、雑木林や昆虫の観察結果を、子供にも理解できるように、出来る限り平易に解説してあります。モチロン、大人が読んでもたいへん面白い。
ただ樹液に興味を持つ子供は限られると思われますので、実際的には大人向けにしても良かったのでは、という気がします。

   
  北摂の山 上 東部編 ・下 西部編
慶佐次盛一 著 ナカニシヤ出版 定価各2000円+税(購入当時) お勧め度(中級以上の方へ)★★★★★

北摂の山を愛するハイカーにとってバイブルのような本。その辺のハイキングの本は束になってもかないっこない。なぜなら誰も行かないような山ばっかり載ってのです。ヤブや斜面もなんのその、全行程実地踏破に基ずく貴重なハイキング&低山登山案内であるのです。私のはもう付箋と折れページとマーカーでボロボロ。そろそろ2冊目を検討しなければ・・・・・。30年程前に買った昭文社の地図「北摂・京都西山」(当時250円。当然税なし。私の宝物)とともに、新たなるポイント探しにおおいに役立てさせて頂いております。シーズンオフはポイント探ししながらのハイキングをぜひオススメいたします。
   
  甲虫 (新装版山渓フィールドブックス⑬)
黒沢良彦・渡辺泰明(解説)、栗林慧(写真)
山と渓谷社 定価1600円+税    お勧め度★★★★★
甲虫のことならほぼこの一冊で網羅されており、同定にはかかせない一冊です。
前半は解説で、読み物としても楽しめる。後半は図鑑ですが、なんと言って、その甲虫の選択が的確で、ムダなものは載っていないと断言しても良いくらい、厳選した種類をのせています。これに載っていないのを見つけたら、それはとてもレアな種類と思って間違いない。ハンディな甲虫図鑑としては№1と思います。
甲虫好きには絶対オススメ。この一冊がザックに入っていると、昆虫採集の楽しみがぐんとアップします。
   
  樹皮ハンドブック
林 雅之 著  文一総合出版 定価1200円+税   お勧め度★★★
雑木林に入ると、ルッキングも含めてどうしても目の高さでものを見てしまいがちです。すると目にはいるのは樹木の木肌である。全体や葉などで樹を見わければよいのですが、なかなかそういった習慣が身に付きません。目にはいる木肌で見分けができればなあといつも思っていました。
ところが世の中にはこんなアホなことを考えている人が他にもいたようで、本にまでしてしまっています。樹木フェチである。どんなやつだと思って奥付を見たら、なんと下欄で紹介している「葉で見わける樹木」と同じ著者でした。合点至極。
著者も語っているとおり、樹皮だけで判断する図鑑というのは、たぶんこれが初めてでしょう。ポケットサイズで携帯にも便利です
   
  葉で見わける樹木
林 雅之 著 小学館  定価1750円+税     お勧め度★★★☆
雑木林や森に、あるいは河川敷の茂みに分け入ったとき、クヌギ、アベマキ、コナラ、この3種類はすぐに見わけられるようになりますが、その先、アラカシ、シラカシ、スダシイ、アカメヤナギ、タチヤナギ、ハルニレ、アキニレなどなど、もっと木の種類を知りたいと思ったとき、なかなか敷居が高いです。野山で?と思ったら、葉っぱをちぎって帰り、この本を見て調べます。勢い「押し葉」のコレクションが出来ます。
   
  樹液に集まる昆虫
森上 信夫 著 定価1470円+税 お勧め度★★★★
またまた文一出版のハンドブックシリーズである。
樹液採集を これからやってみようと思う方 また 入口に立ってもうちょっと中に入ってみようと思う方、そんな方に 最適です。
たった80Pしかありませんが、必要にして十分、
厳選された昆虫たちは 的確にかつ含蓄深く記載されてあり
中級者にもあらためて納得する事柄が多いはず。
この本の昆虫たちに、必ず樹液の木で出会うことが出来るでしょう
   
  昆虫の食草・食樹 ハンドブック
文一総合出版 定価1200円+税 80P 新書版 お勧め度★★★☆ 
昆虫の、主に幼虫がエサとする草や樹木について解説してあります。
フィールドに出かけると、見かける昆虫を片っ端からデジカメに収めています。
場所にもよるのでしょうが、時期によってどうしても出会う昆虫に偏りが発生します。
たくさん見かける昆虫とそうでない昆虫があるのです。そうなると、あまり見かけない昆虫の写真を撮りたくなってきます。昆虫の狙い打ちですね。そんな時、食草を探すのが近道だというのは、なんとなく知っていましたので、こんな本を探していたところ、ドンピシャのこの本にぶち当たりました。なんと、著者はまたまた登場の林 雅之氏です。この方と考えることが似ているのかもしれません。
内容、写真ともに文句なしですが、もう少し種類とボリュームがほしかった
   
  日本のクワガタムシ ハンドブック
文一総合出版 定価1400円+税 横川忠司 著 お勧め度★★★
日本の40種類のクワガタだけに絞って、生態・採集・飼育・標本・用語解説まで網羅して記述されており、
クワガタ オンリーの方なら、この1冊でこと足れりといった感じです。
最初の1冊はこれがいいかも。
   
   蝶 (新装版山渓フィールドブックス⑤)
山と渓谷社 定価1600円+税  猪又敏夫 解説  松本克臣 写真 お勧め度★★★★
樹液に集まる昆虫は甲虫類だけではありません。樹液場で食事する大型タテハチョウを目にすることも多いはず。
そんな蝶から始まって、ひろがっていく興味や疑問を解決してくること間違いなしの1冊です。よく似た蝶を同定するための、ちょっとした斑紋の違いを具体的に図示、解説してあり非常にわかりやすい。
蝶に興味を持ったらまずこれを。
   
 others
 
 山と高原地図 47 「北摂・京都西山」 1:50,000 
昭文社 調査執筆 赤松滋 足立義郎  定価1000円+税 お勧め度★★★★
先日、ブログにこの同じ地図の3冊目を買ったというハナシを書いたが、実は別のザックからもう一冊出てきて、4冊目だったのです。それほどこの地図は必携です。今では、ネットでグーグルやヤフーの地図を好きなだけ見ることが出来ますが、PCの画面が大きくなったとは言え、スクロールに頼っているようでは不便です。また、昔は大きな書店で地形図を買ったものですが、これも結構ビミョーなところで切れていたりして、何枚も持ち歩いて不便でしたが、これは1枚で北摂の大方をカバーしてくれます。地図のよいところは一覧性に優れるということです。山や道路の位置や繋がりは、今でもやっぱり大きな地図で頭に入れるのがベストと思います。
これから北摂デビューされる方には是非持って頂きたい地図です。
   
   DVD「昆虫の王国」   お勧め度★★★★
定価2800円+税 ナレーションと監修 海野和夫氏
完全にお子さま向けだったり カブクワの対決だけだったりと、その辺にたくさんある 「がっかりDVD」とは違います。他にも昆虫のDVDは持っていますが、これが一番です。
画像や動画の質はなかなかよく、また圧倒的な質と量です。必要以上の解説を加えず、動く図鑑的に徹底的に見せてくれます。へんに子供向けでもなく、大人が見ても十分鑑賞に堪えるDVDと思います。
あまりの量に、ちょっとまとまりがないのだけが、気になるだけで、NHKのTVみたいにくどい説明がないので、何度も繰り返し見たくなります。登場する昆虫もカブクワだけでなく、普通の昆虫から 特殊な虫まで網羅されており、地球は 『昆虫の惑星』 であると 理解していただけることでしょう。買わなくても、大きなレンタルショップなら置いていると思います。私もレンタルで見ました。(ちなみにTSUTAYAです)
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