甲虫  クワガタムシ科  ミヤマクワガタ  深山鍬形  Lucanus maculifemoratus
耳状突起も有り、いかにも「クワガタ」といった姿で人気のミヤマクワガタです。

私が通っていた小学校は小さな丘(猪名川の河岸段丘)の上にあり、隣には神社がありました。
丘の斜面は雑木林になっており、縦横に細い道があって小学生の遊び場になっていました。
そこで「秘密基地」を作ったり、仲の悪いグループの「秘密基地」を襲撃したりして、放課後を過ごしていました。
そこはカシの木が多く、カブトはいなかったものの当時「ゲンジ」と読んでいたクワガタが時々採れました。
ほとんどはコクワでたまにノコといった案配だったと記憶しています。
「深山」というだけあってその頃は実物を見たことがなく、夏休み田舎にいっていた友達が誇らしげにミヤマを持って帰ったりすると、そいつはひと夏ヒーローになったりしてました。



逆光気味ですが目の髙さに交尾中のペアを見つけることが出来ました。
こんなシャッターチャンスは流石に数年に一度レベルです。

2018.7.21  川西市


オスは大アゴの形状でエゾ型・ヤマ型・フジ(サト)型に分けられます。
以前は、エゾ型はヤマの高いところに多いとか、フジ型は静岡(富士山)方面に多いとか言われていましたが、
環境によるところもあるらしく、何故このように変化があるのか、よく分かっていません。
興味のある方は自分で採集したタイプを確認してみては如何でしょうか。

2023.7.16 豊能町



東北地方などでは少ないようなのですが、北摂でいざ野山に出てみると、ミヤマクワガタはコクワの次にたくさん見かける種類であることを実感します。
以前は3時間で50匹ほども見付けたことがありましたが、今では流石に数は減ったように思います。


目の前にいたミヤマクワガタ!!  こんな至近距離は久し振りだ。

2021.8.8 豊能町






2021.7.22 三田市


スペイン映画「蝶の舌」では、「ルカヌス・セルヴス」(ヨーロッパ・ミヤマクワガタ)が登場しますが、一度この目で見てみたいものです。



2017.7.23 能勢町






2016.7.24  能勢町



これはヤマ型ですかね。 この頃までは、どこに行ってもミヤマが見られました。

2015.7.20 能勢



ミヤマクワガタの写真は今までに何枚撮りましたですかね。
きっと3000枚は下らないと思いますが、その9割方はただの証拠写真です。
ルッキングて発見するととりあえず2.3枚バシャバシャと撮ります。
しかし、その時の距離ではほとんど何が写っているか分からないような状況です。
そっと近づきもう2.3枚、さらに近づきまた2.3枚。
そつと距離を詰めるのは昆虫撮影の基本ですが、ヘタに刺激を与えるとポトリと落ちてしまったりするからです。
さらに近づき納得のいく距離になってから背景がどうのシルエットがどうのと考えたりしますが、その時には足場が悪いことが多く、自由になりません。
そうこうしているとミヤマの方もこちらに気づきます。
大方はもぞもぞするもののそのままじっとしていることが多いですが、樹の上の方に登っていったり根っこに潜ろうとしたり、元気なヤツのトンズラは結構早いです。
以前は1本の木に3ペアくらいついていることや何気に触った木からボトボトとミヤマシャワーが降ったりすることがありましたが、今はどこも数が減り、探さないと見つけられないようになってしまいました。
くさるほどある昔のゴミ写真を見返すと、あの時もっとちゃんとしたカメラでしっかり撮っとくんやったなあ、と思います。

2015.7.12 能勢




撮影情報を確認すると300㎜(APSCなので480㎜相当)で撮ってますので、ちょっと離れた場所ですが、ミヤマの目に綺麗に星が入った奇跡の一枚。
今でも伊丹樹液倶楽部HPトップページを飾つている写真です。

2014.7.6 宝塚市