2015年7月12日(日) 今期初ミヤマは極小ペア

台風一過。

スゴイ雨台風で、県下はじめ被害がでていますが、みなさんはおかわりないでしょうか。

丁度ピークシーズンで、樹液や虫たちもだいぶ流されたでしょうね。

さて、7月12日 日曜日のこと。

天気はまずまず、気温も朝7時でいつもの国道のデジタル表示で23゜ところあいです。

2週間前に雨で不戦敗となった、今期の初突撃のリベンジであります。


1ケ所目。

道路の広くなったところに車を駐め、薬用スキンベープを全身にぶっかけ、ちょっとセキこみながら林道を歩いて行きます。





ここは、まとまって樹液木はありませんが、道沿いにぽつぽつクヌギやコナラがあり、それを伝って進んでいきます。

しかし、いない!

樹液自体も少ないですが、カナブンやスズメバチすらほとんどいません。

いやあな予感とともに、一番奥のクヌギに到着。

ここの2本のクヌギは高い位置に樹液があるらしく、誰も採集した形跡がありませんが、蹴ってみれば百発百中で必ずノコやミヤマが落下するという貯金箱のような存在。

はあっ、と登山靴の底に神経を集中し、木をケリ抜きます。

どびいいん、とあの独特な重い振動が伝わり、我ながらナイスキックだったことが分かります。

しかし、落ちてくるのは枯れ枝や葉っぱだけ。

いかん、ここでボウズなら本日は危機的状況になります。

急ぎ足で来た道を戻り、河岸を変えます。


2ケ所目。

ここもヤケに静かです。

樹間を飛び交うカナブン、ハチ、チョウほとんどいませんし、樹液のニオイがまったくしません。

これは・・・・・と思い、久し振りに本気モードでルッキングです。

黒鍬探索者となって血眼になること約5分、いました。




枝の分け目のところに、極小サイズのペアです。

あー、いたいた。と、嬉しくなって何枚も写真を撮りましたが、これをキッカケに次々と見つかります。







中には完全にめり込んでいるメスも・・・・・。



しかし、いずれも小〜中程度の大きさで、ミヤマ独特のあのイカツイ個体がいません。




別の個体ですが、接写もしてみました。


歩く内、よろよろとよろけて、細いクヌギに手をついたところ バラバラと数匹落下し、久し振りのミヤマシャワーです。

このメス以外、全て見失いましたが、記念撮影してあげました。




やっと片目が開いたかっこうですが、難なく2ケタのミヤマを観察できました。

ミヤマはここらで切り上げ、次はノコを目指します。


地域によっては、ミヤマは希少種ですが、ここ能勢地方では タイミングによってはコクワより数多く見られますので、

小さい個体ばかりだったとはいえ、贅沢なことです。