2014年6月29日(土) 雨上がりの樹液

6月29日 日曜日

前の日雨だったので不利と知りつつも、今期初の出撃となった。
雑木林につきましたが、肌寒いくらいです。

こういう時は、樹皮のメクレを丁寧に覗いていくしかありません。
キックでもしようものなら、大粒のシャワーを浴びてしまいます。
そうなったら、カメラもおシャカです。

メクレに取り付き、LEDライトで隙間を隅々まで照らしていきます。
さすがにこの時期だけあって、樹液の出ている木には高い確率で、クワガタが入っています。
中には1本の木に2匹3匹と入っています。




いることはいるんです。しかし、どれもこれも小粒です。

大物だけ誰かが先に採ってしまった残りカスかと思ってしまう程です。
スジ・ネブ ト・コクワ・ノコと、数だけは60か70匹くらい見ましたが、大物がおりません。




隙間を上手に撮影するのは、1人では至難の業です。
まず、暗いのでフラッシュ必須となりますが、ピントが合いません。

オートフォーカスでは、ほぼ必ず手前の樹皮にピントが合ってしまいます。
助手でもおれば、ライトを焚いてマニュアルでピントを合わせるところですが、そうもいきません。

勢い、ビミョーにピントリングを操作して何度もシャッターを切ることになるのですが、
そうこうしている内に、相手の虫が位置を変えたりするのでやり直しです。

それに、こんな雨上がりの日だと、日が高くなるにつれて森全体がむっとした湿気に包まれ、
レンズやファインダーはおろか、メガネま で曇ってきます。

・・・・・と、いいわけしといて 今回の隙間写真はこれです。




出した瞬間超巨大スジクワかと思いましたが、(そんなアホナ)やっぱりコクワでした。
内歯の形が少し変わっているので、一応記念撮影。








こういう「頭隠して尻隠さず」式にもぐっているのは、ノコの特長ですね。




そうそこうしているうちに、のこのこ歩き出しました。

いいねぇ、君。

まるで写真を撮ってくれ、と言わんばかりです。




今期初の大歯ノコ。

一応身体検査。だいだい53oくらい。 やっぱり小粒。




なんと、同じ木の別のメクレに中歯のノコが・・・・・。

ああ、ノコの季節を感じます。

ことわっときますけど、ヤラセではありませんよ。

L棒を持って、ちょっとジャンプして、やっと届くくらいの高さです。




君も身体検査だ。

この中歯の方が若干大きく、54oくらい。

やっぱりそれでも小さいなあ。


では、最後に 皆さんに質問です。

これ、何か分かった方おられましたら、教えてください。

写真を撮った後、L棒を差し込んだ瞬間、タテ長の樹洞の奥にストンと落ちてしまって、それっきりです。

もっと注意すればよかった。

オスでした。そんなに大きくなく、あっても50〜55oくらい。

ひょっとしたらもっと小さいかも。