2013年7月14日(日) クワガタは霧の彼方に

7/14 日曜日
少し前にメールをもらっていた大阪市のK.Y君および保護者の方と採集へ。

K.Y君からは、採れないので一緒に採集に行って欲しいという熱き想いのメールを頂いており、
この日は空いていたのご一緒させていただいた。

しかし、朝待ち合わせしたのはイイが、辺り一面珍しく濃い霧に包まれている。
いやあな予感一杯です。




こんな状態でした。


つまり・・・・・寒い! 気温21度! ご存じのように昆虫は変温動物ですから、
気温が低いほど活動は活発ではなくなります。

そして雨・・・・・伊丹では夕立程度だったのですが、採集場所へ近づくほどに前日の激しい雨の痕跡が明瞭に。

木は全面的に濡れており、樹液は流れ落ち、よほどのドバドバの木以外樹液専門の私でも全く分かりません。





雨で濡れた木って、こんなカンジですよ。

樹液なのか濡れているのか さっぱり分かりません。

この木はカナブンがついているので、樹液がでているのだと 分かる程度。


これは、イカン。

一時はボウズを覚悟しました。

しかし、せっかく来てくれたK.Y君の手前なんとかせんければ。

久しぶりに本気モードにスイッチ入れました。

ですが、全く虫の気配なし。
蹴れども揺すれども雨露のシャワーしか落ちてきません。

丁寧にルッキングを続けること3時間、なんとかコクワとミヤマのペヤをゲット。




この後。コクワ♂大を追加。

おこがましいようですが、K.Y君には樹液採集の基礎的なことをみんな教えてあげられたと思う。

トラップの有効な場所、樹液の見つけ方、キック採集の仕方、樹皮の隙間からの掻き出し。

あとはたくさん経験を積んで、上手になっていってください。



カッコイイ名前のK.Y君。
またチャンスがあったら一緒に採集しよう。
もう友達だからね。