2012年6月3日(日) 能勢方面 樹液 下見

最近、ぽつりぽつりと採集実績のメールを頂く。

今年はずっと寒かったので、経験的にはこういう年は、夏の暑さは一気にやってきて、
虫たちも合わせるように一気に出始めると思っていたのだが・・・・。

しかし、最近の異常気象ではそんな経験則も役に立たんのかも。

うーむ、と思案し、武庫川のヤナギを見に行くのをやめて、とりあえず、クヌギ系の樹液の出具合を確認にでかけた。

もちろん、最終段階の足腰リハビリも兼ねている。


でかけたのは、地図にもしっかりのっている能勢地方のとあるハイキングコース。

このコースはアップタダウンを繰り返しながら、徐々に高度稼いでいくタイプのコース。

結構足にくるコースだが、途中 ぽつりぽつりと樹液ヤケした木が現れるので、
楽しみを追いかけるように前進もできるのだ。


スタート間もなく、一番最初にいつも目にする、入口にあった2本の台場がすっぱり切られてあり、驚いた。

ホンニ万物は移り変わるのだ。




つづいて、いつもハチがたむろしているクヌギ やはり、この方はおられるのだ。




→虫穴だらけのカシの木




→樹洞のある ぶっといクヌギ

ここでは ニホンミツバチが営巣していた。

あの奥には、きっとハチミツがつまっているでしょうなあ。

次々に 数珠つなぎに現れるのをチェックしながら歩を進める。

大体、カシの木 2割 クヌギ、コナラ8割 といった案配。

しかしながら、現れる木は大体が激斜面にあるのだ。

時に四つ足でのぼったり、転げるように下ったり・・・・。

この繰り返しなので、さらに足に堪えるのである。




鉄塔を過ぎたあたりにぽつんと立っているのこの木。
LEDライトを使って穴をのぞき込むと、すすっと奥に引っ込むクワガタの♂。

逃がした魚は大きく見えるとの例えもあるが、割とおっきめのヒラタと思えた。




小さいが こんな台場くずれもある。





さすがにここまで激しい斜面だと、諦めます。はい。
しかし、根っこのあたり踏み跡があるので、誰か行っているのだ。




写真は望遠で撮っているので分かりづらいが、超激斜面に よさげなクヌギが・・・・。

しかし、これは完全にダメ。どうかんがえても無理。あそこに行けるのは鹿くらいのもんだ。
パス。




今日一番のスタイルのよかった 美人コクワ♀





根っこの樹液。

こういうところも 見逃してはイカン。


時を忘れ、こんなのをずっとやりつつ歩き、2時間ほど。
植林地帯に入ってクヌギがめっきり減ったので、そこでターンしてもどることにした。

約3時間、9000歩ほどでしたが足はへろへろ、特になまっていた足首にきましたね。

で、樹液の状態すが、概ねまだまだといったカンジで、出ている樹液もかぶりの奥にちびっと出ている程度。

能勢の本格的シーズンはまだ先と判定。

しばらくは、まだ足腰鍛えよ というお達しのように感じました。