20112年8月14日(日) 宝塚 トラップ回収
8月14日 日曜日

明日から静岡方面に行くという師匠が 仕掛けたトラップを回収するというので、宝塚方面へ お供した。

宝塚といえば、川下川ダムなんか 新名神の工事がだいぶん進んでおり、

川沿いにあった 有名なポイントが 雑木林ごと スッパリ無くなっていた。

さぞや 悲しんでおられる方も 多いだろう。

実際、新名神の工事は 箕面から宝塚の間だけでも かなりポイントを破壊するだろう。

我々にとっては  嘆息がでるだけだ。




さて、ポイントだが・・・・・・

ここはどうやら、ノコ と ミヤマが仲良く住んでいる場所のようだ。




ノコの小歯型のフォルムは、流線型でなかなか美しい。




ミヤマも次々見つかる。

昼間見つかるミヤマのほとんどは、♀と一緒に見つかる。

こいつも、写真には写っていないが 下にメスがいる。




カブトもいるが、数は少ない。

良い場所なのだ。

さすがは師匠。よい場所を探し出すもんだ。

ほーっ、と感心しながら 私が写真をバシバシ撮っている間、

師匠は、仕掛けたトラップを次々チェックし、オサムシなどをしっかりピンセットでつまみあげていく。



このクワガタたちは、1コのトラップに入っていた。ほとんどミヤマのようだ。

なかなかの成果である。

やっぱり、少し開けた場所の方が イイ みたいだ。

ここは、クヌギ系が少なく、アラカシやアキニレの木が中心で、ぽつぽつヤナギもある。

したがって、クヌギ系の樹液のアノ ニオイはしない。

しかし、虫たちは 結構集まっているのだ。

写真は 載せないが カナブンもぐっちゃぐっちゃについている。





その後、場所を移動したが ミヤマを中心に どんどん 見つかる。







吸水に来た カラスアゲハ。

じっしとていないので、撮りにくいことおびただしい。

ブレまくっており、写真としては不満足であるが、どうやら尾状突起がなくなっているのが分かる。




帰りに寄ったところの クヌギの木。

頭上遙か 5m位のところから樹液がでいるようだ。

仰ぎ見ても逆光になり、肉眼ではなんかおるなあ という程度しか分からないが、

カメラの望遠で撮ると ミヤマ と コクワ らしきクワガタが確認できた。

一応 写真は撮っとくべきである。




こいつが 本日の最大個体。

肩幅もぐっと張っており、なかなかりっぱ。

肩幅って どこやねん という議論もあろうが なんとなく ご理解くだされ。

一見して60oをはるかに越えている ノコギリ♂。(未計測)

水牛もこれくらいの大きさになると 迫力を感じます。

一瞬、標本用に持ち帰ろうかと思うほどでしたが、よく見ると、大アゴの先端が欠損していたので、リリース。

今回は この写真だけ やらせ です。

やっぱり やらせ写真は なんとなく 不自然さが 出ますなあ。


師匠、本日はありがとうございました。

師匠も、頑張って下さい。