2010年8月7日(土) 8月の定点観測ポイント

8月7日 土曜日

今日も 身体は空いているが、今日もカミさんが仕事で車を使うので、アシがない。

仕方ない。

自転車で 堤防沿いの 今年の 定点観測ポイントへ。


先月来たときは 梅雨明け直後ということもあり、大雨の影響で川の流れが変わってしまい、

ポイントに近づけなかったのだ。

で、他の木でヒラタ♂1だった。



8月はどうだろ。

平地のヤナギは8月には樹液が枯れるのが通例であるので、あまり期待もせずに、散歩程度に出かけてみた。



着いてみると 水没していた場所は ほぼ95% 乾いていた。

しかし、あっという間に生え茂った草で 様子が一変している。

全く初めての所へ来たみたいだ。

何度も来ているのに 見失ってしまった。



これだから 川は かないまへん。




で、近づいてみると すっかり 「セミ天」 (セミの天国)になっとりました。

アブラゼミだらけで、うるせーうるせー。



案の定 樹液の99%は枯れてしまっている。

大型甲虫は ぽつりぽつりと ついているカミキリムシくらいである。





ゴマダラカミキリ

こいつは この時期 ここにはいつもいる メンバーであり、行くところへ行けば ウヨウヨいるのだ。




ミヤマカミキリ

この辺では見かけない顔である。

流れ者(流木とともにやって来た)と判断。




この顔にピンときたら・・・・・。






コムラサキ君でした。

彼がいるということは、樹液があるということなんですが・・・・・・。



実は、ここには 2年半くらい 通ったのだ。



冬場の 流木確認で 大量のカミキリムシとコクワ、そして、少ないけどノコとヒラタを確認していたが、

とうとう コクワには会えなかった。

大雨で 流木が根こそぎ流されてしまったからだと思うが、大変残念である。



タイミングが会えば 所謂「びっしりコクワ」が見られるのでは、と期待していたのだ。









ここで、来期のために 河川敷採集に関して 経験したことをまとめておこうと思う。

みなさんも 役に立てていただきたい。



私の行動範囲の 猪名川の樹木は ほとんどが オニグルミとタチヤナギである。

タチヤナギの樹液を観察すると良い。



大木はスルーし、樹高2〜4mくらいの 若い木がよい。

大木はルッキングしにくいのだ。



時期は 5月終わり〜7月頭 まで  ピーク6月後半と思われるが、梅雨と重なるため、要注意。



晴れでも 長靴は必要。湿地化しているところもあり、足をとられる。

草藪が背丈を軽く超す。長袖、手袋は必要。

来るたびに 草藪の状況は変化しているので、踏み跡などはすぐになくなる。

もっと固定的な 山や建物 鉄塔などを結んで 目印とするべき。

思ったよりも ヘビは少なかった。カエルも少なかった。

上空を仰ぎ、カナブン、ハナムグリの飛翔を参考にする。



来年はもう少し範囲を広げ 中州も見てみよう と 思ってはいます。