2010年7月31日(土) ミヤマ連敗脱出
木曜日に こちらではかなり激しい雨が降り、

以後蒸し暑い日が続いています。



今年からはブログにしたため、野外に行った8割くらいは記事として書いてしまった。

去年までは 3割くらいしか書かなかったので エライ 違いである。

平均的な 虫好きオトーサン の日記になっているのではないかと 思います。


私は休日しか野外に行かない「サンデー採集者」ですが、

今日 ご一緒した Fさんは 死語やけど 「猛者」 というコトバがしっくりくる。

平日 夜 ひとりで 何回も 山には入るなんて、ほとんどもう ある種「ビョーキ」である。



今年は羽化が 「遅れてます」 という報告をいただいていたジムニーのFさんと、

3連続スカを喰らわした 同僚K君と三度猪名川町のミヤマポイントに出撃した。



任意斥候として 事前調査に赴いていただいたFさんからは OKサインが出ていたものの

ドーモ 今年はミヤマに嫌われており、まだ 一抹の不安があったのだ。

(その分 ノコ・ヒラタはまずまずの出来)



エアコンのないジムニーを回避した シティボーイの同僚と私は 

ポイント入口現地集合でFさんに合流、ここでジムニーに乗り換え 荒れ果てた農道を

ばっこん ぼっこん 

飛び跳ねながら 奥へ奥へと進む。

荷台に乗った同僚のK君は、どーも無口と思ったら へたに喋ると舌を噛むほどの凸凹道だったのである。




ポイント到着。

ここから先は 「 道 」 ではない  「 踏み跡 」 へ入っていくのだ。

もちろん 人工的な光はありません。

月がなければ 真黒の闇です。

すぐとなりに 誰か立っていても わかりません。

虫の音  遠くの沢の音  ただよってくる樹液の香り 

そういったものだけが、 むっとする熱気 と 静寂 の中で 私たちにやってきます。  




一応念のため 完全装備で挑む 同僚K君。

しかし、今年はハチはおろか カナブンすら全く見かけないという異常さ である。



けれども、ミヤマ君たちは 遅れながらも 出現しているようです。


Fさんは 何回ここに来ているか分からないくらい来ているので、掌を差すように ピタピタ 
と怪しげな場所を指摘していきます。





ここにも、ホラ。

まるで ガイド付きで観光地に来ているみたいな気分である。




ここまでで 3 ペア。





そしてこいつ。

腹の厚さで 一目で大物と分かる 立派お方。

現地ではエゾ型かと期待したが、家でよく見ると どちらかと言うと 普通型だったようです。

標本用に持ち帰りましたが、 残念68o。

過去のミヤマ タイ記録でした。




こいつです。ほぼ原寸大。





こっちにもペアが・・・・・。

他にも、振動やケリで落下したヤツがおりましたが、夜のため 全く発見できず。

計7頭 確認でございます。

まずまず でした。



しかし、その後がいけません。

カぶとの連発です。














隣にいるのは ミヤマでも カミキリのミヤマ ペア です。

メスはなかなかでかい。

しかし、家の標本よりは小さいようなので スルー。



ミヤマポイントの後は 峠ポイント や 橋ポイント へ転戦するも

先行者のためでしょうか、全く実績なし と終わりました。


いよいよホンマに 「カブトでてくりゃ クワガタ引っ込む」状態のようです。


皆さん この週末の実績はいかがだったでしょうか。