2010年7月4日(日)雨上がりの樹液でオオクワ!

7月4日 日曜日、前の日 大雨でした。

そんな日の次の日 しかも朝  経験からいっても 樹液は雨で流れてしまってニオイもなく 
濡れた木肌は 見分けもつかず最悪 ということは よっく 知っとります。

しかし、とりあえず 行くだけ行ってみよう ということで 
淡路に住む 会社の同僚と 朝5時45分に待ち合わせして
どんより曇り 今にも降りそうな天気の中 回復を祈って行って まいまいした。

予想道り、林道は 渓流同然 

下草は水を貯めたスプーンの如くで 全身 びっしょり。

樹液はほとんど流れてしまっていましたが、雨が続いたせいか 量は 結構出ています。

しかし、肝心の 昆虫は カナブン 一匹すらおりません。

完封負け ですな。

マラドーナ 監督の気分です。

で、長靴をはいた突撃隊は 転進。 一路 能勢の渓流へ。




ここでも、結構樹液はでています。

しかし、やっばり雨のせいでしょうか、昆虫は少なく、 カブト♀が めくれに食い込んでいるだけです。





25分ほど歩いて 私が個人的に 「ヒラタの木」と呼んでいる 樹液ドバドバの木へ突進です。

おっ、10センチほどの浅い樹洞になんかいます。

でかいヒラタや。

と、直感しました。

同僚はあまり採集経験が無いとのことなので、クワガタの抜き方を教えてあげるつもりで、

前回は忘れた 掻きだし棒を 取り出し おねおねすると

体勢を変えた クワガタのオオアゴがのぞききました。

これはチャンスと、オオアゴをガッチリ掴み、掻きだし棒とライトを同僚に預け

力任せに一気に引きずり出しました。




濡れているのは 樹液です。

ぼとぼと 状態の木でした。

出してみると、そいつはなんと オオクワガタ♂ ではありませんか。

予想もしていなかったので、びっくり。

野外でオオクワの♂を採集するのは 初めてです。

しかも、真っ昼間 でっせ。

いやあ テンション あがります。




この写真は いやがる私に 同僚が無理に撮らせた やらせ写真である。

ま、普通に採集をしていれば いつかは出会うと思っていましたが、

雨上がりの日中に出会うとは 思ってもみませんでした。





しかし、そのあとが いけません。

連戦連コクワです。





あっちにも こっちにも。

ま、これが 雨上がり 本来の雑木林なんですけどね。





さて、お持ち帰りした オオクワは 57oというサイズでした。


師匠から、ワイルドだと このサイズは大きい方だといわれましたが、そうなんでしょうか。




オオクワは数は少ないですが、けっして特殊な昆虫ではないと思います。

今回の私は とても ラッキー でしたが、

山に入って 普通に採集していれば、いつか皆さんも出会うことでしょう。