2018年7月29日(日) 伊丹市内樹液ツアー2018

伊丹市内樹液ツアー2018

はてさて連日の猛暑ですが、なんとか皆さん乗り越えて元気でいらっしゃるでしょうか?

台風が来て、少しはマシになるのでしょうか?

こちらは年々暑さが身に堪える年齢となり、事前に体調を整えておかないとこの時期活動が萎えます。(暑さに弱いミヤマみたいです)

先日、仕事が早めに終わった(暑くてやってられない)ので、HPの名前に恥じぬよう、伊丹市内の4ケ所の樹液めぐりツアーを敢行しました。




まず1ヶ所目




天神川沿いに生えているぶっといクヌギです。

この木の樹液が現在知り得る伊丹市内では、質・量ともに最高の樹液と認定いたします。

とにかくドバトバ具合もスゴイですが、何十mも手前から風に乗ってプンプン匂いまくり、これが森の中なら間違いなくご神木ですが、いかんせん 住宅地の真ん中なのでやって来るのはカナブンのみです。




これが上半分です。

しかし、そのカナブンやハナムグリの数たるや100は優に超え、びっしり張り付いた様は私が見てもちょっとキモチワルイです。




次ぎ、2ケ所目




県立北高校近くのこのアベマキは、以前はもっと激しく樹液を出しておりましたが、ここ1、2年は減少傾向です。




近くに雑木林もあり、期待はしているのですが、なかなかお目当ての昆虫には出会えません。




3ケ所目




やはり昆陽池公園のクヌギを外すわけには行きません。

メインの木にはカナブンが数匹のみで、樹液の割には寂しい状況です。




前翅が累々と落ちています。かなりの部分がトリの餌食になっている模様です。


この日は夏休みに入ったばかりで、公園入り口で捕虫網を手にした小学生2名とすれ違いましたので、どうやら彼ら先達にやられてしまっ たようです。




しかたなく、脇というかはしっこのクヌギを見て回り、なんとかチビコクワ1頭を発見。




4ケ所目




「伊丹緑道」というコンクリートで整形されたきれいな公園があります。

散歩にはよいのですが、虫屋にはつまらないところでした。


しかし、この公園は どうも昔埋め立てられた元の昆陽池の土手を、部分的に残している箇所もあるようで、今年この端っこに太いアベマキが樹液を出しているのを思い出し、4ケ所目に行ってみました。





残念ながら特に成果なく退散となりましたが、私にとっては一時の暑気払い、暑さを忘れたツアーでした。



伊丹市内にはまだ他にも樹液を出している木があります。

今回は私の帰宅ルート上の4カ所だけでしたが、

皆さんも身近な樹液を探してみられては いかがでしょうか。