2008年7月12日(土) 豊能町のハイキングコース横雑木林へ今期 初 夜間採集























2008年7月12日 土曜日

能勢地方の低い山。

ずいぶん昔に一度登っただけでしたが、
途中に雰囲気の良い雑木林があったことを
思い出して、この冬に行ってみました。

案の定、大きくはありませんが、クヌギの単一林。
樹液痕もそこかしこに・・・・・。
これは、と思い 今期初の夜間採集ポイントに
決めました。

場所は、その山へのハイキングコースの真ん中
あたり。箕面市か豊能郡か ちょっと不明。
7月12日 まず、昼間ざっくりと下見。






@
ミヤマです。頭上3mくらいのところで、交尾
しています。
騒ぎ立てると、ポトリと落ちてしまいますので、
そっとその場を離れました。











A
台場クヌギの表面を散歩していたのは
スジクワガタです。
スジにしたらかなり大きな個体です。
スジは能勢に多く、結構メジャーです。








B
クヌギの根本にいたのは、どうやら
ミヤマのメスですね。
脚の付け根にチャームポイントのカラーマークで
すぐに見分けられます。






C
さて、いよいよ夜になり、期末テストの終わった息子と合流し、本格的に採集に向かいます。
はるか頭上に、どうやらカブトがいるようですが、
ストロボの光も網も届きません。








D
ムカデもお出まし遊ばされました。
木に手を付いたり、握ったりするときは、ご注意を。










E
樹液にくらいついているのは、カブト♂です。
また゜、にこ毛が光っているので、羽化したばかり
なのでしょう。
7月も半ばをすぎると、カブトの姿が多くなります。
カブトと交代するように、段々とクワガタが減っていきます。
今年は、ちょっと事情があって、私も活動のスタートが遅くなったので、あまりクワガタを見ずに終わるかもしれません。







F
頭上の枝にミヤマです。
北摂はホントにミヤマが多い。どこに行ってもいる。
この枝、けっこう高く、息子を肩車して、さらに脚立に登ってなんとか網が届くという 位置でした。
わたしは、ここで体力を使い果たしたのでした。










G
突然、ガサガサという大きな音。
音もなく真っ暗な山の中で、いきなりですから、
たまげてしまいます。

シカです。

ちょっとわかりにくいですが、光っている点は
シカの目がフラッシュに反射しているのです。
10頭くらいの群れでした。
このところ、シカも増えましたねえ。
実感します。



さて、このクヌギ林ですが、樹液は最高の出方をしているのですが、虫の数が圧倒的に少ない。
カナブンすらいない。
駐車地から30分も山道を歩いた割には、成果が
少なく、

   ハズレ

としか言いようがない。

残念。このポイントは封印ですね。
何年やっても、こういうことがあるので、
面白いともいえます。



子供さんたちも、夏休みですね。
皆さんも、がんばってくださいね。