昆虫採集に行こう!   伊丹樹液倶楽部 公園と樹液情報 
28-048   国立 あいな里山公園



中央の施設ではこんな方々が出迎えです。

なんか四国で見たような・・・・・

さて 今回ご案内するのは、去年オープンしたばかりの「あいな里山公園」です。
国営明石海峡公園神戸地区の一部といいますから、なんと国立の公園なんですね。




場所は神戸市北区山田町藍那付近、というより「しあわせの村」の北側の山、といった方が分かりやすいかも知れません。

事実、車で行くには一旦しあわせの村に入り、ゲートすぐを右折して連絡道路をしばらく行くことになります。




イチモンジセセリでしょうか


いわゆる「里山自然公園」の一種です。
田圃、雑木林、段々畑、農家、池、栗林などが織りなす里山をまるごと公園にしてしまいましたっ、という 最近流行の公園です。




園内まだツクツクボウシの盛りでした




昨年オープンしたばかりで、私もつい最近知ったところです。
宣伝が行き届いてないのでしょうか、9月上旬の晴れて爽やかな行楽日和の日でしたが、駐車場は車が50台ほどしか留まっておりません。

駐車場から入り口まではさらにしばらくあり、専用のトラムという乗り物が往復してつれていってくれます。

そうなんです、入り口から中は自家用車乗り入れ禁止となっているのです。
ちょっと不便ですが、これは環境保全にはよいですなあ。

私は時間短縮よりまわりを楽しみたいので、ぶらぶら歩いていくことにしました。
歩いても ものの数分で入り口です。








園内はなかなか素晴らしい景色です。
緩い起伏の中、いきなり里山の風景が広がり、イイ感じです。

トラムの通る幹線路はアスファルトですが、それ以外の主な遊歩道はコンクリ舗装され、枝道は地道の農道風。
さらにそれより細い道はなんとなく草だけ刈ってあるという段階的になっていてよく整備され、小さいお子さんでも安心です。




パンフによると原則生き物の採集は禁止ですが、小学生以下についてはOKとのこと、うれしい配慮です。




ヒカゲチョウ


ただ、現在はというと一旦工事の手が入り、終わったばかりといった状況です。
自然は豊なのですが、環境や生き物も自然回復を待っているといった感じをうけました。
この感じ、以前にオープンして間もない一庫公園を訪れたときにも感じました。





私は入り口左手の「里山美林地区」「かしの小道」「モミジ谷」「椿坂」と駐車場へめぐる環状路などを歩きました。

園内のごく一部ですが、それでも2時間半ほどかかりましたので、かなり広いといった印象です。北側はまったく行けてません。




写真のような はっきり樹液の痕跡がある木は少な目です。
しかし、遊歩道添いにはこんな方もおられました




まだまだお元気なオネーサン




接写です




また、園内各所に注意があるように イノシシ、マムシ、スズメバチには十分ご注意お願いいたします。




ハナアブの一種でしょうか


園内はまだ第一期の整備がようやく終わったばかりという状態です。
これからどんどん広がってていくのだと思います。

里山の風情をそのまま残そうとした公園はいろいろな公園がありますが、ここはそれらの中でももっとも規模が大きく、
今後もたのしみな場所と思います。





ただ、ネックとなるのは9時半から18時の開演時間と、駐車料金500円/台+入園料大人410円(子どもは80円)という料金に、
相当する価値を見いだせるかという事でしょう。

私はそれなりに楽しみましたが、計910円はちょっと高いといった印象です。






雑木林の中にいきなり現れる4基のハイテク滑り台。
この晴れの日曜日というのに、人っ子一人誰も遊んでいない。
お役所仕事というのか、なんというのか。
思いつきで税金を湯水のように使うのはやめていただきたいものだと、少額納税者ではありますが、庶民の私はそう思ったのでした。




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