昆虫採集に行こう!   伊丹樹液倶楽部 公園と樹液情報
28-007  兵庫県立 有馬富士公園名(裏富士)

とてつもなく広い芝生と雑木林を縫うハイクコースが魅力
裏富士というのは、我々親子の通称で 正式には「休養ゾーン」と呼ばれ、もちろん有馬富士公園の一部で 正面側からつながっています。しかし、あまりに広すぎて一緒に回ろうなんてチョット無理。
住  所 兵庫県三田市 尼寺 968の周辺
連絡先 有馬富士公園パークセンター  TEL.079-562-3040 FAX.079-562-0084
アクセス 上記 公園HPをご覧ください
駐車場 無料! 利用時間(9:00~17:00)
共生センターのヨコに駐車場 約150台

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三田市にある 兵庫県県立有馬富士公園。
とてもよい公園で、施設・整備ともに素晴らしい公園です。
皆さんも、一度は行かれたことがあることと思います。
でも、皆さんが行かれたのは、たぶんオモテだけだと思います。

ここで紹介するのは、有馬富士公園の裏側、我々親子での通称は、
(兵庫県立) 有馬”裏”富士公園です。
Yahoo 地図

エントランスの敷地内には、三田市立有馬富士共生センターも建っており、自由に利用できる。


最初、偶然通りかかって見つけたときは、冬でこんな天気だったので、
早々に退散。



08年4月、暖かくなるのを待って、再度調査に赴きました。



こんな感じの雑木林が全面的に山を覆っており、その間をきれいに整備された
ハイキング道が、有馬富士~表の施設方面へと続いています。



ハイキング道には木材のチップが敷き詰められてあり、ふかふかしていて、歩くと気持ちいい。
有馬富士まで約40~50です。ちょっと一汗かく、といった程度の軽い山歩きです。
こんな、明るいカンジの雑木林が続きます。
いかにも三田の雑木林という、コナラ・マツ・アベマキが続きます。



ヘビも多そうです。ご注意を。
それにしてもリアルな絵で、おそろしさ満点です。マムシの見分けにも役立ち、脱帽です。



少し高度を上げると、千丈寺湖も見えてきます。


湖もすぐ近くにありますが、人工的に作られたダム湖であり、基本的には山地と考えられます。
また、ハイキング道は有馬富士周辺の小ピークを繋いでおり、途中はどこも明るい雑木林をばかりであり、この山全体が雑木林といってもよいくらいです。ただし、ほとんどが北斜面で、樹液の出は比較的少な目であると思われます。

ハイキング道の両側の木では、優勢な樹液や樹液痕を確認することはできませんでした。

しかし、全体に整備はよく行き届いており、下草はほぼきれいになっている。
また、倒木などは切り刻まれて、木の根本にきちんと積まれており、表側の落葉樹の森の整備の仕方と同じです。

朽ち木には、カミキリを含む食痕が顕著であり、甲虫類は豊富に生息していると思います。
こういうところで樹液を見つけるのは、容易ではありませんが、見通しの良い場所に立ち、他の昆虫、ハチやカナブンなどの動きに注目すると、よいと思います。派手な出方の樹液を期待するのでしなく、染み出しやカミキリの羽脱孔なども丹念に見てください。

よく整備されたハイキング道を基本に、道から外れてずんずん雑木林に進入しても、余程の方向オンチでなければ、全く心配ありません。
ここで迷うヒトは非常に少ないでしょう。


2015.10.18

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