昆虫採集に行こう! 伊丹樹液倶楽部 公園と樹液情報 | |
28-001 兵庫県立 一庫公園(ひとくらこうえん) | |
住 所 | 〒666-0103 兵庫県川西市国崎宇知明1-6 |
連絡先 | 一庫公園管理事務所 一庫公園ホームページ TEL:072(794)4970 FAX:072(794)4971 |
アクセス | 上記 公園HPをご覧ください |
駐車場 | 無料! 利用時間(9:00~17:00) 湖畔の駐車場 約70台 丘の駐車場 約80台 山のエリアに行かれるならば、できれば丘の駐車場に停めましょう(りんどう橋を渡って右) 湖畔や周縁部に行かれるならば、湖畔の駐車場へ(りんどう橋を渡って左) |
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1983年、一庫大路次川に完成した一庫ダムにより、半分水没した「知明山」を まるまる自然公園として利用したのがこの公園です。 ほとんど里山そのままの状態で残してあり、また手入れも行き届いたとても気持ちのよい公園です。 このエリアの大正時代の地形図を見ると、全山広葉樹林であり、針葉樹のマークなど1つもありません。 昔から「池田炭」の中心的な供給地で、当時はクヌギしか生えていなかったと思われ、 今でも森は大きく育ったクヌギやコナラの群落で、全山これクヌギだらけと言って良いほど、 遊歩道を歩けば樹液の臭いがプンプンします。 ただ、駐車場の利用時間帯に制限があるため、ちいさな子供と一緒の夜間採集はしんどいと思います。 それでも、という方は、公園そのものの利用時間の制限はないようですので、 駐車場の時間外はダム湖沿いの道の、路肩の広まりなどに車を停めて、歩いて入園してください。 早朝、ゲート前に車を停めて、突撃している親子連れもたくさんみかけます。 行楽シーズンには駐車場は溢れかえりますので、早めの出発をオススメします。 マップで黄色のエリアが公園としてのエリアで、森の広場を中心に芝生や遊具、水遊びの流れなどがあります。 樹液採集ポイントは、①自然観察の森 ②出会いの谷や森の小道 ③湖畔の道周辺 になると思います。 裏山(知明山)へも、ほんの20分ほどで登ることができ、山頂付近では青系の金属光沢のある小さな蝶が舞い飛んでいます。 ここもたいへん有名になってしまいました。虫網とムシカゴを持った、たくさんの親子連れを見かけますので、 この近辺では甲山と並んで採集圧の高さはピカイチと言えます。 残念ですが、山の駐車場周辺はそれだけ荒れてきました。 樹液の痕跡① これは少し高い位置です 樹液の痕跡② 楽しみな木です 上の写真の木はこんな斜面とこにあります 樹液の痕跡③ 樹液の痕跡④ この木はどばどばの木でしたが、柴折れが積み重ねてあり、 ちょっと近づきにくくなりました。 根性あるのみです。 スズメバチ要注意の木でもあります。 樹液の痕跡⑤ しかし、樹液が出ている樹皮のメクレは切り取ったり、剥がしたりしてはいけない。 クワガタは樹皮の隙間に隠れていることが多いです。 剥がしてしまうと、もう来年からは、その木では採れなくなるぞ。 だから、できるかぎり樹皮は取ってはいけない。 この木は、上の方の樹皮が割られていた。 これも。 これも、樹皮を剥いだあとが、いたいたしい。 それに根っこを掘り返すのも、できるだけやめよう。 確率ゼロとは言わないが、そんなことをしても採れる確率は低いです。 最低限、掘り返した根っこは元に戻しておこう。木が弱ります。 公園といえど、森に対するローインパクトを心がけてください。 しかし、この公園の素晴らしいのは、探せば次々に見つかるところです。 (遊歩道周辺はさすがにもうキビシイが・・・・・) 自然のままの、樹皮ののメクレ はがした跡しか見たことない人もあると思うので、よく見てほしい。 自然のままだと、こんなに隙間があるのだ。 だから、この隙間に夜行性のクワガタたちが、昼間身を隠してじっとしているのだ。 一庫公園は豊かな公園です。 努力して探せば、こんな、自然のままの樹液の木が、まだまだ あります。 でも、見つけても、そっとしておいてくださいね。 虫は採っても、樹皮は剥がさないように。 どうかお願いします。 2019.6.9追記 山の駐車場奥斜面に広がっていたクヌギは大方伐採され(少しは残っています)、台場クヌギの再生を目指したエリアになっており、 遊歩道上のエリアと合わせて、獣除けのフェンスで立ち入る事が出来なくなっています。 ひこばえも太くなり、そろそろお楽しみなカンジだったのですが、残念です。 遊歩道上から見るとこのようになっています。 獣除けのフェンス 昔 お世話になった樹液木も、折れていました。 開園から20年以上たち、各施設など 徐々に自然に溶け込んで行っており、イイかんじになってきました。 改めて、園内各所を巡ってみたいと思いました。 ※最後までご覧頂いた方にヒントをひとつ。 遊歩道の周辺などは採集圧は高く、荒れていると思います。 考えていただきたいのは、りんどう橋を渡ったら、もうすべて公園内ということです。 2019.06.09 |
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