青い蝶(モルフォ蝶)  カナダ映画 2004年作「天国の青い蝶」より                       ★★★  
 

『天国の青い蝶』原題:The Blue Butterfly

題名に蝶が入っているだけあって、昆虫がメインの映画です。

予算をかけ、丁寧に、ちゃんと作ってあります。
実話に基づく難病物というジャンル分けになるのですが、
単なるお涙チョーダイではないので、最後まで観ることが出来ます。



これは、主人公の部屋です。
部屋中、標本と飼育箱、昆虫グッズだらけです。

自分の子供の頃と比べると、なんともうらやましい限りです。

当時は、純日本建築の小さな家を、親戚と2家族で借りていて、当然自分の部屋もなかった。

家に昆虫を持って入ったら怒られるので、縁側の下や物置の隅っこ、
風呂の焚き口(そのころ薪で沸かしていて、薪割りは私の仕事だった)の隅に、
昆虫の死骸をビンに詰めて、隠していたのを思い出します。




本当に 南米のジャングルでロケしたらしく、草や植物のあのむっとした感じが
伝わってきそうな程です。




それに、走って蝶を捕まえるシーンは 思わず ドキドキ してしまいます。


題名にもなっている青い蝶とは、あのモルフォ蝶のことです。
鱗粉による構造色で、青い金属光沢に光ることで有名ですね。

きっと図鑑やなんかで 見かけたことがあると思います。

私は詳しくはありませんが、カタチからするとタチハチョウに近いと思われますが、
映画の中では、シロチョウのようにひらひらと飛んでいました。

果たして本物なのか、CGなのか判別は出来ませんでした。

ほかにも 昆虫はたくさん出てきますが、外国(南米)のものなので、
私にはほとんど同定出来ませんでした。
(フルーツトラップなんかも出てくる)

我こそはと思われる方は、ご自分の目で、お確かめください。





★★★☆☆