4本目  芋虫(キャタピラー) 米映画 1944年作「此の虫十万弗」より                   ★★★

今回の映画は、古いモノクロ作品です。
1944年制作ですから、戦前ですね。

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コロンビア映画ですな。

原題は『 Onece upon a time 』と、なってます。
つまり「昔々」で始まる、オハナシの世界ということです。

「三十四丁目の奇蹟」とか、当時のハリウッド映画は、子供を扱った ホノボノ映画をたくさん作っており、私は嫌いではありません。

物語の主人公は、劇場のオーナーですが、次々と駄作を上演し破産寸前で金が必要なケーリー・グラント演ずるジェリーと 
ピンキーという少年です。

少年は、なんとハーモニカの音楽で踊り出すイモムシをペットにしています。
イモムシは、カーリーという名前です。

その虫を見た、ジェリーは一計を案じ、金儲けに利用しようとします。
タイトルの十万弗(弗はドルと読みます。死語かなあ)は、借金の額です。

ジェリーはピンキーを騙して、あのディズニーにカーリーを10万ドルで売却しようとします。

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さて、その後どうなりますか、観てのお楽しみですが、最後は、ホノボノと終わってくれます。

ケーリー・グラントは、基本大根ですが、ちょっと嫌らしげな奴を演ると、いい味出しますなあ。

私は、この映画で イモムシのことを 英語で caterpillar (キャタピラー)だということを、初めて知りました。

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では、このイモムシ なんの幼虫なのか。
『昆虫映画館』館主としては、なんとか特定したかったのですが、残念ながら出来ませんでした。
画面に映らんのです。

ご存じの方、お知らせいただければ、幸いです。
★★★☆☆